ドラマ・この世界の片隅に9話・ネタバレ・感想・考察になります。
原作はこちら↓
ドラマ・この世界の片隅に・9話あらすじ
昭和20年秋。径子(尾野真千子)ら家族の計らいもあり、すず(松本穂香)は妹・すみ(久保田紗友)のいる草津へと向かう。そこで祖母・イト(宮本信子)と再会するすず。 一方、任務を終えて久しぶりに北條家に帰ってきた周作(松坂桃李)は、すずを追いかけて草津へと向かうことに。
yahootvより引用
この世界の片隅に視聴率推移
第1話 10.9%
第2話 10.5%
第3話 9.0%
第4話 9.2%
第5話 8.9%
第6話 8.5%
第7話 9.8%
第8話 10.9%
ドラマ・この世界の片隅に・9話・ネタバレ・感想・考察
9話が最終回でした。もう1話あると思ったのですが・・・終わりで気付きました。
昭和20年11月。
終戦を迎えた広島。
子供と勘違いされ、すずは、米兵に、チョコレートをもらう。
少女を見て、戦死した娘のことを思い出す、径子。
進駐軍の残飯雑炊は、タバコの空き箱が入っている。
タバコの空き箱の鍋よく食べられますね。
仏壇の晴美の写真に、チョコレートをお供えする。
物々交換のために、北条家の女性は各々出せるものを探していた。
すずは、「もう、祝言はしない」と、祝言の時の晴れ着もバザーに出す。
あまりいいものが手に入らなかった。
「こんだけ?」状態。
物資の流通はしていないが、戦争が終わったのをかみしめる北条家。
志野の旦那が帰ってくる。
良かったと言って、泣いて抱き合う2人。
すずの元に郵便が届く。
おばあちゃんからだった。
手紙も1人で封が開けられないすず、義母に開封してもらう。
泣いてええよ。我慢しないでええ。泣いてええよと言う義母。
ここはあんたの家じゃけ。我慢しとったらおかしくなるよ。と言う義母。
お母さんが行方知らず、妹すみちゃんは、寝たきりになってしまう。
すずは、話があると醤油が切れた話を家族にしようとしたら、勘違いして、広島に行きたいという話だと勘違いされた。
径子は、一緒に行ってやりたいけど、仕事クビになってしまうと。
最初はすずに、辛く当たっていましたが、だいぶ優しくなりましたね。義理姉の径子さん。
すずは、おばあちゃん家に到着する。
すずと、すみは、チリも積もった話をする。
早う来れんでごめんねと言う、すず。
早よう来んでよかったと言う、すみちゃん。
お母さんが行方不明。お父ちゃんも亡くなっていた。
すみちゃん、辛かったでしょうね。
周作が任務から急いで帰ってくるも、すずはいない。
すずが、すみに、漫画を渡す。左手で描いたから下手くそ。
おばあちゃんばかりが無事で悔しいと言う、おばあちゃん。
でも、生きることは生きることだけ。一生懸命良い海苔作ると言うおばあちゃん。
後の節子のシーンの伏線ですね。
負けなさんなすずちゃんと言うおばあちゃん。
浦野の実家に行くが、子供が不法侵入していた。
「すみませんすみません」と連呼する男の子。
すずは、首を振って何も言わずに立ち去る。
すずが帰って、一歩遅く、周作がすみと、すずのおばあちゃんの所にたどり着く。
すずは、瓦礫街で、色々な人に間違われる。
そこで、「また人、間違いだ」と思ったところにいたのは、周作だった。
気付いたら、そこは、その場所は、幼いころ、周作とすずが出会った場所だった。
幼い少女が、町をさまよっていた。母親が原爆に遭い亡くなった。父親は戦死。
駅で電車を待っていたすずと、周作。食べようとしたおにぎりを落っことしてしまっていた。
女の子はそれを拾ってすずに渡す。
すずは、落としていないおにぎりを私少女に食べるように言う。
少女が、原爆に遭う前に、食べようとした食事は、ご飯に海苔をかけたもの。
そしてお母さんに食べなさいと言われていたところだった。
すずのおばあちゃんが、生きる。海苔を作るといったことからの伏線の回収ですね。
同じようにのりを巻いたご飯に(おにぎり)にお母さんを思い出して、すずに、「お母ちゃん」と言って抱きしめた子供は節子の幼少時代だった。
すずは、節子に、「この広島でよう生きとってくれんさったね。ありがとう」と言う。
節子を北条家に連れてくる。
ものすごい量のしらみの節子。
径子は、晴美の服は物々交換で売らなかった。
それを節子に着せてやることになった。
うまくつながりましたね。
節子は、かよ(榮倉奈々)に竹ぐしを貸していた。
「力が出るよって貸してくれたの」と言うかよ。
この現代のシーンって要りました?節子おばさんには思い入れのある竹ぐしかもしれないけど、知らないおばあちゃんの竹ぐしってどうなんでしょう。
径子の子供の久夫は元気。水原も帰ってきた。
近所の姑連中は、うわさ話や、悪口を笑いながら言い合っていた。
嫁や子は嫁や子で、クッキー食べる。
日常が戻ってきましたね。
広島カープが出てきました。
負けんさんなよー広島。
当時のシーンは良かったですが、現代版の人たちの出てきたのはイマイチ・・・と私は感じてしまいました。
この世界の片隅に9話まとめ
もう1話あると思っていたのに、9話まででした。
戦争は終わってしまっているので描きようがないのでしょうかね。
節子さんは、見ず知らずのかよ(榮倉奈々)に自分の母親のすずのことを偉く、重要人物のように語っていたし、励ましていた。
だからか、なんだか違和感が残って、少し、節子さんが偉そうに見えてしまいました。
そこは、普通に、嫁とか、子供とか孫とか、そういう存在であって欲しかった気もします。
しかし、節子自体が、【見ず知らずのすずや北条一家に命を救われたということ】それに意味を出したかったのだろうなとは思いますが、少し、違和感が残りました。
当時の状況がまざまざと伝わり、松本穂香のすず、松坂桃梨の周作良い夫婦でした。
キャスト・スタッフ
松本穂香 松坂桃李 村上虹郎 伊藤沙莉 土村 芳 久保田紗友 宮地雅子 竹内都子 榮倉奈々<現代篇> 古舘佑太郎<現代篇> 香川京子<現代篇> 尾野真千子 木野 花 塩見三省 田口トモロヲ 伊藤 蘭 宮本信子
原作
こうの史代『この世界の片隅に』 (双葉社刊「漫画アクション」連載)
脚本
岡田惠和
音楽
久石 譲
スタッフ
演出:土井裕泰 吉田健 プロデュース:佐野亜裕美
公式ページ
この世界の片隅にTBS公式