この世界の片隅に

ドラマ・この世界の片隅に6話・ネタバレ・感想・考察~リンの言葉はすずの中で生きていた

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昭和20年、初夏。広島では空襲が日増しに激しくなり、かけがえのない笑顔が失われていく。そして来る、運命の日ー。

ドラマこの世界の片隅に6話ネタバレ感想考察になります。

原作はこちら↓

ドラマ・この世界の片隅に・6話あらすじ

昭和20年4月、すず(松本穂香)と周作(松坂桃李)ら北條家一行は、お花見に出かけることに。一同とはぐれてしまったすずは、同じく花見に来ていたリン(二階堂ふみ)と出会う。桜の木に登り満開の桜を見上げる2人ー 昭和20年5月、円太郎(田口トモロヲ)の勤める広の工場が空襲にあったことが知らされる。円太郎の安否を心配するすず、周作、径子(尾野真千子)、サン(伊藤蘭)。そんな折周作にある辞令が下りていてー

Yahoo!TV引用

この世界の片隅に視聴率推移

第1話 10.9%
第2話 10.5%
第3話 9.0%
第4話 9.2%
第5話 8.9%

ドラマ・この世界の片隅に・6話・ネタバレ・感想・考察

お花見に出かけてリンと会う~それぞれの花見

すずと、径子が、お花見弁当を作る。

お母さんの花見

お母さんが花見をしたい気持ちがあったのだが、足のことで渋りだす。

みんなに迷惑かけたくないという思いからだった。

周作がいざとなったら背負うという。

 

優しい家族ですね。でも、平和な家族もここまでになります。より一層切なさが募ります。

 

幸子は成瀬を紹介される

花見で、幸子は成瀬を紹介される。

後にラブラブになり、周作と一緒に成瀬は軍事訓練に行くが、その後祝言する予定だとか。

 

幸子が本当に幸せそうで何よりのシーンでした。

 

リンとすず再会する

リンも花見をしてた。

リンとすずが、花見で再開をします。

人に見えないようにと、木登りをするリン。すず、にも木の上に来るように言う。

 

リンって気遣いができる優しい女性ですよね。自分といるところを見られたらまずいという配慮するところも意地らしいし、切ない。

 

リン「お茶碗ありがとうねと言う」

 

 

そういえば、すずが、リンを訪ねた時も居留守をしていましたね。もう、こんな所へは来ない方がいいというリンの優しさでしょうね。

 

すずが、ザボンをあげた、テルちゃんは亡くなっていた。

戦争でも亡くなるし、医療設備も、栄養も、ままならない当時は、風邪をこじらせたくらいでも、あっけなくなくなる時代だったのですね。

 

すずは、リンから、テルちゃんの肩身の口紅をもらう。

 

その時、リンが言った言葉が切な過ぎました。

きれいな死体から先に片づけてもらえる。

 

人が死んだら、記憶も消えてなくなる、秘密もなかったことになる。自分専用のお茶碗と同じくらいに贅沢なことかもしれないね。

 

リンは粋です。そういう多角的に考えられるのは、時代を超えて現代でも大切な考え方です。

 

すずは、リンにまたねと言います。

またね、は、なさそうに、無言で、微笑みつつ、スローモーションになるリン。

 

 

スローモーションが意味も強くさせ、とてもいい表現でした。

戦況もどうなるか分かりませんし、そうでなくても、もう会うのはお終い笑顔でお別れです。

 

 

周作とリンもすれ違います。

この時のリンも、笑顔で、なおかつスローモーションです。

 

周作と、すずは、夫婦そろってリンに魅了されて、友情を育んでいたのですね。

周作の父親が空襲の被害に遭う

6話の始まりは、畑にいたすずと、晴美がB29の空襲に会う。

そこに、義理父が助けにくる。

が、しかし、お父さんが夜勤明けで、空襲中に寝てしまう。

 

空襲中に寝ていたお父さんが本当に被害に遭ってしまいます。

 

行方不明の中、周作も軍事訓練に行くために家を離れなければならなくなります。

 

軍服を広げる周作。

わしもお父ちゃんもいなくなって、この家守り切れるかのう。と言う。

 

無理です。絶対無理と言って泣く、すずでした。

 

 

お母さん「死んだんかね」と言っていた矢先に、見つかります。

 

泣くから一人にしてと言う。

泣いているというか、笑っていうような、怒っているようなお母さんでした。

すずと周作夫婦の絆

すず、寝ている周作の絵を描き、軍服を見つめる。

すずの視線に気づいて起きる周作。

 

周作は、絵を描いていることに気づき見せて欲しいと言ったら・・・

すずは、「貴様これは軍事機密ですぞ」とおどける。

 

じゃれあう2人。

しかし、周作は軍服着て任務のため家を離れ、出て行ってしまう。

 

見送りするすず。

 

たのむなすずさん。たのむな周作さんと和やかな2人。

現代・榮倉奈々と北条おばあちゃんの話

おばあちゃんは、北条節子さんと言って、すずさんの娘だった。

すずさんから習ったという絵はよく描かれていた。

 

榮倉奈々がカフェをやりたいということで、描いてきた。

 

悩みに大きいも小さいもない。なにかと比べてたいしたことないと思う必要ない。

居場所はどこだっていい。逃げ出したって良い。生きていく場所はどこでもいい。

 

北条節子さんが言ったこの言葉は・・・リンがすずをなぐさめてくれた言葉ではないか・・・

泣けますね。リンがくれた言葉は、すずの中で生きていて、他の誰かにも通じているなんて。

(まさにこれです。↓こちらの記事も読まれています。)

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男衆がいない北条家

入院先のお父さんは、径子に、「時計を修理に出してほしい」と言います。

 

それは、疎開している下関に久男に会いに行けという意味ではないか?

と言い出します。

 

母は、「どうなるか分からん。会える時に会った方がいい」と言ってくれます。

 

思いのほか、チケット購入が混雑していた。

径子は、すずに、晴美を連れて、お義父ちゃんのお見舞いに行くように言います。

 

空襲が襲ってきます。

なんとか、防空壕に入れてもらい、空襲を凌いだ、すずと晴美でしたが、爆弾を見つけて、「危ない」すずは、晴美の手を引っ張た所で終わります。

 

だいぶ、戦争の色が濃くなってきて辛くなってきました。

 

キャスト・スタッフ

松本穂香 松坂桃李 伊藤沙莉 土村 芳 稲垣来泉  二階堂ふみ  榮倉奈々<現代篇>  古舘佑太郎<現代篇>  尾野真千子  木野 花 塩見三省 田口トモロヲ  伊藤 蘭

原作
こうの史代『この世界の片隅に』 (双葉社刊「漫画アクション」連載)

脚本
岡田惠和

音楽
久石 譲

スタッフ
演出:土井裕泰 吉田健 プロデュース:佐野亜裕美

公式ページ
この世界の片隅にTBS公式

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