お正月準備に障子を張り替えました。
障子を貼り換えを、業者に頼むと１本２０００円くらいしていた
ということで、
きれいな障子で年越ししたいですよね。
我が家の障子の貼り換え方をご紹介します。
父親は、表具店の方と親しくしていたので、
表具に関しては知識があるんですよ。
昔ながらの障子の貼り方です。
六畳の和室に付いていた建具４枚を張り替えました。
障子の貼り方～表具店の直伝コツを伝授します・穴開きは嫌ですよね！
では、一緒に追っていきましょう。
障子の貼り方のコツと方法
障子の貼り換えで準備するもの
- 障子紙（新しく貼り換える紙）
- 障子のり
- バケツ
- 水
- 霧吹き
- 刷毛
- 障子用ナイフ（和紙を切る道具）
- 木（和紙を切る定規として使用）
注意事項
冬場や寒い時期にやる場合、
エアコンを付けて作業すると、
糊が早く乾燥してしまうので、
出来れば、エアコンを付けない状況で
やるのがベストです。
障子紙を剥がす
付いている障子紙を剥がします。
刷毛に水を付けて
木枠と紙が接している部分に、
刷毛で水を付けていきます。
これで剥がすと剥がしやすいです。
雑巾で拭く
水で濡らした雑巾で木枠を拭いてきれいにします。
木枠を乾かす
雑巾できれいに木枠を拭いたら、
木枠が乾くまで、乾かします。
障子の木枠に糊を付ける
木枠が乾いたら・・・
障子糊をバケツに入れ、水で薄める。
少し糊が固いかな？くらいの糊の固さでＯＫ
刷毛に糊を付け、木枠に塗っていく
四方は、１ｃｍ程度、
十字の枠（写真のような桟にあたるところ）に、刷毛で糊を付ける。
障子紙を貼る（今回は２人で貼り合わせる方法）
予め採寸しておいた障子紙を木枠に貼り付けます。
注意！採寸しなくても、多めに障子紙がある時はサイドからくるくると皺にならないようにして
糊の付いた桟にはわせて貼っていくやり方でも奇麗にできます。(下の動画をご覧ください)
はみ出た部分はナイフで切るので、
木枠より少し大きめに障子紙は、カットしておいてください。
この写真は、木枠の四方1ｃｍくらいの所までしか糊を付けていません。
そこからはみ出した紙を、木材を当てて、ナイフでカットしているところです。
【ここから２人の作業になります】
霧吹きで採寸した障子紙に、まんべんなく、水を吹きかけます。
２人がそれぞれの障子紙の端を持ちます。
１人が、一方の端に合わせて位置を決めて
貼り付けて、押さえた所で、もう一人が、しわにならないように
ピーンと貼った状態で、障子紙を木枠に貼り付けていきます。
通常は、障子の枠に合わせて、１枚の障子紙が理想ですが、
分量が取れない場合は、
１木枠のサイズ分があれば、貼り付けられます。
【例】
このようにオレンジの線の、木枠の部分の分量の、障子紙が取れれば重ね貼りも可能です。
障子紙の裏表
手で触って、ざらざらした方が室内側
つるつるした方が室外（窓）に、くるようにします。
木枠に付ける方がざらざら面です。
貼ったら、できるだけしわにならないように
手で障子紙をを伸ばして押さえます。
障子からはみ出した部分をカットします
木枠（定規）を当ててカットして
霧吹きで吹きかけた水が乾くのを待ち、ピーンとしわのない障子の完成です。
障子の穴の補修に切れ端を
穴の補修シートを買って貼り付けるのも良いですが、
今回の作業で出た、切れ端を取っておくと、穴の補修に使えます。
破れたら大きさに合わせて
糊を付けて、
室外側窓の方から補修します。
最後に
注意点として、障子紙をピンとしわのないように張るために、霧吹きで水を掛けています。
父親いわく、市場価格・１本２０００円とすると４本修理したので、8000円の手間賃が浮いた計算になります。
家も古くなってきていますが、手入れをすると気分が良いです。
この部屋は、寝室ですが、キレイな障子になると、
ぐっすり眠れて良い初夢が見れそうですね。
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